こちらは輸入盤CDアルバムです。状態良好です。廃盤稀少。大人の夜のメロウ・フュージョン・オーケストラ・サウンド。『狼たちの街』(1996)サウンドトラック盤。50年代のロスに実在した組織犯罪捜査班の活躍を描くノワール・アクション。監督は『ワンス・ウォリアーズ』でいきなり絶賛され、ハリウッドに招かれたニュージーランドの監督リー・タマホリで、70年代あたりに製作されたサスペンスものの香りを漂わせた。で、音楽がデイヴ・グルーシン。グルーシンで男のサスペンスといえば『コンドル』あたりしか思い浮かばないが、この人のもつジャズとサントラに対するセンスが本作では発揮されているというべきか。『エアポート』シリーズや、70年代までの大人の映画でのジョン・ウィリアムス・サウンドを想起させる、美しさとシブさが心地良くブレンドされ、煙草の煙や、夜の街が似合うメロウ・フュージョン・ポップ・オーケストラ・サウンドとでもいいましょうか。歌詞つけて、ランディ・クロフォードあたりに歌ってほしいぐらいの歌心のあるメインテーマのメロディがとにかく、ムード満点。アップテンポにして終わるエンドタイトルもさすが。トラックリスト1.Mulholland Falls2."Just a Girl..."3.Hurting For Allison4.Flashback & Revelation5.Kates Theme / The End Of Jimmy6.Nuclear Madness / Hats In The Desert7.Home Movies8."Its Over" - Flashback9.Separation10.To The Base / Fallout For Timms11.Finale: Hats Off12.No Common Ground / End Credits13.Harbor Lights - Aaron Neville