★希少本‼️ジョン万次郎　少年少女学研文庫　童門冬二作　武部本一郎画　学習研究社

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〈解説文は全て独自で書いております。無断使用はご遠慮下さい。〉★ 1978年発行。函欠、カバー無しタイプ。★表紙＝保管上のスレ小傷やや有り。★本体＝三方に強めの経年ヤケ、小シミ汚れ有り★★上記以外、本文内目立つシミ汚れ等無く、製本は堅牢で、ご愛読に支障は御座いません。★★　有名なジョン•万次郎の少年時代のお話です。　ジョン•マンは、14歳（昔は数え年なので、実際は13歳、といったところでしょうか。）にして、極貧の家の稼ぎ頭でした。怠惰で酒飲みの兄しか居らず、母を支える為、漁業船の炊き（まあ、雑用係です。）として漁に出ます。　極貧の怖いのは、その日の食べるものも無いという事。土佐の中でも特に貧しい村に生まれたジョン•マンは、当時の身分制度の中で育ちながらも、いつかは自前の船で世界を回りたいと壮大な夢を持つ少年でした。　小さな漁船で大嵐にあい、無人島に漂流、アメリカの捕鯨船に救われ、10年米国で暮らしたのち、日本へ帰国します。鎖国時代だった為、入国に際し、アメリカのスパイだと疑われて大変な目に遭います。　万次郎は元々頭も良く、不屈の精神を持ち、勇気と恩義を重んじる、日本男児の理想的な気質を持っていました。　捕鯨船に乗っている間に英語もあらかたマスターし、船長の信頼も得て、鯨の見張り役として20メートルの高さの見張り台で活躍します。ううっ、自分が14歳でここまで出来たか？イヤイヤ、出来ませんよ。　万次郎の人柄が殊の外気に入った船長は、養子にして、アメリカの教育を受けさせます。万次郎自身は、アメリカという先進国の全てを見て学ぼうと思い立ちます。万次郎凄い！　自由な米国で、日本語を忘れる程馴染んだ万次郎が、閉鎖的な日本へ帰国しようとする原動力は何だったでしょう？そう、母に会いたいという親子愛でした！　極貧で育って、多分小さい頃から働かされていたと思われますが、それに勝る愛を母は万次郎に注いでいたのでしょうね。　童門冬二氏の、人を捉えて離さない文章で、是非ジョン•マンの冒険を共に楽しんで下さいませ。　長期保管の古書です。状態は、上記★書きと、画像よりご判断下さい。　古書にご理解のある方との、嬉しいご縁を心よりお待ち致しております。

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