希少、緑と黄のがっちりしたミルフィオリ、ベネチアのアフリカ交易ビーズ

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カテゴリー	ホビー・楽器・アート>>>美術品・アンティーク・コレクション>>>工芸品
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1800年代後期から1900年代初頭に、ベネチアで製作されたアフリカ交易ビーズです。本品のがっしりとした太めの軸（幅　約11㍉）は、黒く見えますが、光りをかざしてみると、クリアな青のガラスで、小さな気泡がいくつも見られます。　軸の孔径は約4㍉ですので、黒（青）ガラスの厚みは約3～4㍉となり、がっちりとした大きめの胎です。がっしりした軸に、黄、緑、赤などで描いた紋様を約2㍉の厚めで張り付けています。　ミルフィオリは「千の華」とされ、それぞれの色のガラス棒を束ねてデザインを描き、熱いうちに引き延ばして金太郎飴のように、モチーフを描いた細い棒を製作し、これを薄く輪切りにしビーズの地に貼り付け熱して完成させます。本品も、こうした製法で成形されています。　本品の紋様は、緑の円を中心にその周りを細い赤、その外側を白で囲み、言わばこれを花の芯として、花の芯から緑と黄の花弁のように広げ、緑と黄の花弁の一部に青を挟み、花弁をはっきりさせています。　本品の全体的な色合いでは、細い線に使われる青、赤、白はあまり目立たず、緑と黄の紋様が胎全体に広がるように見えます。まさに、イスラム・ビーズが成立する前の、多色のササン・ビーズで好まれた、緑と黄の紋様を思い起こさせる色合いのミルフィオリです。　ベネチアで製作されたミルフィオリが、多色のアイ（目）やその変形の花や星などを胎全体に施すことが多い中で、一見、黄と緑の２色に限定し、ササン風のモチーフを施すという、珍しいモチーフの大玉ミルフィオリ管玉です。胎の両端一部に、表面が欠けた部分がありますが、そこからガラス本体の鮮やかな色合いが分かります。　当方が旅行中の場合は、送付が少し遅れます。よろしく、お願いいたします。サイズ：長さ　約　30㍉、幅　約15㍉弱、孔径　約４㍉弱

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